『このプリン、いつ食べるか?』を読んで考えた「時間・幸福・選択」の話
今日は
『このプリン、いつ食べるか?』 を読みました。
時間管理の本というより、
「人生の時間をどう捉えるか」を考えさせられる一冊でした。
読んで終わりにするのは勿体ないので、
印象に残ったことを書き留めておきます。
人生の時間は4種類に分けられる
この本でまず印象に残ったのが、
人生の時間は次の4つに分けられるという考え方です。
- 幸福の時間(楽しい・心が満たされる)
- 投資の時間(未来の自分のための行動)
- 役割の時間(仕事・家事・義務)
- 浪費の時間(なんとなく過ぎていく時間)
忙しいと、役割の時間ばかりが増えてしまいがちですが、
本当に大事なのは幸福の時間がちゃんと存在しているかだと気づかされました。
感情は「ドローン視点」で眺める
感情が大きく揺れたときは、
自分をドローンで上から見下ろすように俯瞰するといい、という話も印象的でした。
・今、自分は何に反応しているのか
・これは本当に怒るべきことなのか
一歩引いて見るだけで、
感情に振り回されにくくなる感覚があります。
仕事でも、投資でも、人間関係でも使える考え方だと思いました。
食事や身支度も「幸福の時間」にできる
意外だったのが、
食事の時間や身支度の時間も
役割の時間ではなく幸福の時間にできる
という考え方。
「急いで済ませるもの」だと思っていた時間も、
意識を変えれば幸福の時間になる。
時間は増やせなくても、
時間の意味は変えられるというのが、この本の一貫したメッセージだと感じました。
サンクコストバイアスと「選択の肯定」
追加で印象に残ったのが、
サンクコストバイアスについての話です。
人は一度選んだ道を、
「ここまでやったから」「損したくないから」と
無理に正当化して続けてしまいがちです。
ただ一方で、
自分が選んだ選択を肯定的に捉える姿勢自体は大切だとも感じました。
過去の選択を責め続けるより、
「今の自分にとって意味があった」と受け止めることで、
前に進めることもある。
「執着」と「納得」は違う、という視点が勉強になりました。
やりたいこと=幸福ではない
もう一つ印象的だったのが、
やりたいことをやっている人が
必ずしも幸福とは限らない
という点です。
やりたいことでも、
不安やプレッシャーが大きければ幸福感は下がる。
逆に、やりたいことではなくても、
心が穏やかで満たされていれば幸福な場合もある。
行動の内容より、どう感じているかが大事なのだと感じました。
「情けは人のためならず」の意味
個人的に一番「なるほど」と思ったのが、
「情けは人のためならず」という言葉の解釈です。
- 相手のためにならないこともある
- そして実は、相手のためではなく自分のためでもある
というダブルミーニング。
優しさや親切は、
相手だけでなく、自分の心を守る行為でもある。
この解釈は、かなり腑に落ちました。
まとめ
『このプリン、いつ食べるか?』は、
「効率的な時間管理」を教える本ではありません。
時間をどう味わい、どう意味づけるかを
静かに問いかけてくる本でした。
プリンをいつ食べるか。
それは、
人生のどの時間を大切にするかを選ぶことなのかもしれません。
